シンガポールは熱帯モンスーン気候下にあり，年間を通して高温多湿である。しかし，天気の傾向は一年中変わりがないわけでない。気温，雨，風について緩やかな四季の変化がある。 シンガポールの気候は時期によって下記の通り，大きく4つの期間に区分されて…

Ardea cinerea ペリカン目サギ科アオサギ属 撮影地：Sungei Buloh Wetland Reserve 日本，ミャンマー，ベトナム，タイ，マレー半島，スマトラ，ジャワ，ボルネオ，フィリピンに生息する湿地，干潟，マングローブ，沿岸部で一般的な鳥類。 Distributed throug…

Numenius phaeopus, チドリ目シギ科 撮影地：Sungei Buloh Wetland Reserve 中央および東部シベリアで繁殖し，冬には中国南部，東南アジア，オーストラリアに渡る。シンガポールでもとてもよく見られる渡り鳥の一種。 Whimbrel breeds in Central and East S…

in Sungei Buloh ブッポウソウ目カワセミ科 Halcyon smyrnensis アオショウビン White-throated Kingfisher

セントーサで見つけたYip Yew Chongさんが描いたかつてのシンガポールの自然風景や漁村の情景の絵がとてもいい。タッチや色使いがとても自然なだけでなく，道路や岩に直接描かれていて，三次元で浮かび上がる技巧も面白く，惹きつけられる。 National Museum…

Henderson WaveからTelok Blangah Hill Parkを抜けてHort Parkに至るルート。橋や遊歩道からの視線が高く，緑地や樹林内に視線を下ろせる場所が多いので，野鳥観察にとても適している。今回2回目の参加だが，また多くの野鳥に会えた。 We walked from Hender…

Hirundo tahitica

インドネシアの森林火災に伴うヘイズ（煙害）が9月中旬頃からシンガポールでも深刻な状況となっている。この3年間で最悪のレベルということだ。ひどい時はマリーナベイも写真の通り，白く霞がかかったような状態（9月14日撮影）。大気汚染レベルを示す指標PS…

in Southern Ridge on 17August 2019

Photos in East Coast Park

シンガポールの生物種数について，日本，イギリスと比較できる表を作成した。 3国の中では日本がもっとも面積が大きく，森林率も68％と高い。種数も多くの種類で日本が最も高く，全ての種類で固有種の割合も最も高い。しかし，爬虫類はシンガポールが140種と…

ヒンズー教では神様に毎日お花を供える習慣があるということで，花飾りが多く売られている。

in Bukit Timah Nature Reserve 首から前肢，後肢，尾の先端にいたる体の側面に皮膚膜（飛膜）があり，これを使ってグライダーのように樹から樹へと空中を滑空できる哺乳類。のムササビに似ているが，ムササビがネズミの仲間（ネズミ目）であるのに対して，…

National Parks Board HPによれば，シンガポールに生息する生物種数は以下の通りと見積もられている。 陸上生物 23,000〜28,000種 海洋生物 12,000〜17,000種 そのうち， 鳥類は390種以上，維管束植物は2,100種以上（native vascular plants）(うち，1500以…

Photo : Fort Canning Park Botanic Name: Ficus kurzii King Family Name : Moraceae Native Distribution :India, Myanmar, Thailand, Vietnam, Indonesia, Malaysia, China 科名：クワ科イチジク属

Photo: Fort Canning Park Botanic Name: Enterolobium cyclocarpum （Fabaceae (Leguminosae) Common Name: Elephant's Ear Tree, Devil's Ear Tree, Earpod Tree, Monkeysoap Native Distribution:Mexico, Brazil, Colombia, Venezuela, Central America …

at Sungei Buloh Wetland Reserve 学名：Ardea sumatrana シンガポールでもっとも大きなサギの仲間。 Great-billed は大きなくちばし，という意味。 絶滅危惧種の一種で，この種の存在は潮間帯生態系の健全性を指標するとされている。 The largest heron in …

At Sungei Buloh Wetland Reserve

Rain tree at Fort Canning Parks Samanea Saman (Fabaceae) (マメ科，サマネア属) Commone name: Rain Tree, Monkey-Pod Tree Origin: A Tropical America, 熱帯アメリカのブラジルやメキシコ，ブラジル原産の落葉広葉樹。成長が早く，傘のように広い樹冠を…

2017年に開設されたシンガポール植物園の中でも新しいエリア。園内の熱帯林を統合し，森林生態系を拡張させるように設計された。特に，湿性地とその生態系を観察，体験できることが特徴で，湿性林の回復も試みられている。190種の植物が記録され，うち29種は…

Photo in Botanic Garden Fagraea fragrans : Gentianaceae(or Loganiaceae) (リンドウ科またはマチス科) Origin: Singapore Peninsular Malaysia, Burma though Indo-Malaesia シンポール5ドル紙幣の裏面に描かれた樹木はこのTembusuであるという。 シンガ…

Pometia pinnata (Sapindaceae)(ムクロジ科）和名. バンリュウガン（蕃竜眼） Origin: Sri Lanka, Southeast Asia, Southern China to Fiji and Samoa Photo:Botanic Gardens Learning Forest

"Trees of Our Garden City"(NParks' Publication,2009)によれば，シンガポールの陸地面積と緑地率は以下の通りである。 1986年 2007年 陸地面積 666km2 700km2 人口 270万人 460万人 緑地率 36％ 47％ ＊緑地率は衛星画像から算出 統計によれば，2018年のシ…

ジュロンレイクガーデンでカワウソ家族に会えた！ youtu.be

Acridotheres javanicus ; Origin: Java and Bali シンガポールの都市部や公園でもっともよく見られる鳥類の1種。インドネシアのジャワ，バリが本来の生息地であったが，シンガポールのほか，マレー半島，スマトラ，台湾，タイ，ティモールに移入し，各地で…

Acridotheres tristis; in Marina Barrage シンガポールで公園や都市でもっともよく見られる種類の一種。しかし，Javan Mynaとの競合の影響で，近年減少傾向にあると言われている。 One of the commonest birds in Singapore, but has decilned in recent ye…

Plumeria rubra; Apocynaceae（キョウチクトウ科）(プルメリア) Origin: Tropical America 熱帯アメリカ原産だが，現在では熱帯，亜熱帯域で広く植栽されている低木である。 十分な日当たりと土壌条件の良い場所を好み，風に対する耐性は低い。 花は香りがあ…

Dillenia suffruticosa, Simpoh Ayer (シンポー), Dilleniaceae (ビワモドキ科) Origin: West Malesia, Malaya, Sumatra, Borneo and Singapore 大きな葉と黄色の花が特徴的なこの樹種SImpoh Ayerは，二次林でよく見られる常緑低木で，沼沢地や林縁でもよく…

Bukit Timah Nature Reserveは，シンガポールで数少ない熱帯雨林の原生林が残されていて，シンガポールの生物種の約40％に相当する種類がここで確認されているという，シンガポールの生物多様性にとって貴重な場所である。週末に訪れるととても多くの人で賑…