ヘイズ(煙害)が深刻

インドネシアの森林火災に伴うヘイズ(煙害)が9月中旬頃からシンガポールでも深刻な状況となっている。この3年間で最悪のレベルということだ。ひどい時はマリーナベイも写真の通り,白く霞がかかったような状態(9月14日撮影)。大気汚染レベルを示す指標PSIが100を超える日もある。101を越えるとUnhealthyと評価される。学校が休校になるところもあるようだ。

9月23日づけ朝日新聞によれば,インドネシア国家防災庁の調査で火災はスマトラ島ボルネオ島を中心に計3443箇所で発生,焼失面積は82万8千ヘクタールに及ぶという。これは東京都の面積の1.5倍に相当する面積だ。

シンガポール環境省(NEA)がアプリで公開しているRegional Hazeの地図でもその発生状況が伺える。衛星画像から火災の発生地点(Hotspot)を検出している。

 

森林火災発生地の住民にとっては深刻な健康被害が生じている。加えて,地球温暖化にとっても大きなインパクトがあるに違いない。