ダルマインコ Red-breasted Parakeet

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和名:ダルマインコ, Common name: Red-breasted Parakeet 

Scientific name: Psittacula alexandri 

Status: Introduced resident (non native species)

IUCN Red List Status:NT Near Threatened

Photo site:East Coast Park

 

胸元の鮮やかなピンク色や黒いひげなどの特徴からダルマインコだと推定されます。

木の枝の向こうにいるところを辛うじて撮影できました。

シンガポールではよく見かける種ですが,自生種ではないとのことです。東南アジアでは個体数が減少傾向にあります。

 

参考:Birds of Singapore 3rd Edition / JOHN BEAUFOY PUBLISHING

 

 

シンガポールにも季節の変化はある

シンガポールは熱帯モンスーン気候下にあり,年間を通して高温多湿である。しかし,天気の傾向は一年中変わりがないわけでない。気温,雨,風について緩やかな四季の変化がある。

 

シンガポールの気候は時期によって下記の通り,大きく4つの期間に区分されている。

             Marina Barrage展示室の展示より

 

6月から9月はSouthwest Monsoon Seasonと呼ばれ,南東または南向きの風が卓越する時期である。午後は短時間の雷雨が発生しやすい。

 

一方,12月から3月上旬はNortheast Monsoon Seasonと呼ばれ,北北東からの風が卓越し,気温もやや低く、降水量が多い時期である。平年では雨は特に11月,12月,1月に多い。雨季とされるのはこの時期だ。この時期は朝から1日中曇りと雨という日もたまにある。1月後半から3月上旬は雨が少ない時期となる。降水量の平年データによると2月が最も少なく,3月から10月にかけては顕著な差異はない。

 

二つのMonsoonの間に当たる3月上旬から5月までと10月,11月はInter-Monsoonと呼ばれ,中間的あるいは移行的な時期である。3月上旬から5月は午後気温の高い日が多く,最高気温が高い時期である。10月,11月は3月上旬から5月に比べて湿度が高い傾向にある。

 

 

日本のような四季の変化はないが,年間通して滞在しているとシンガポールでも多少季節の変化が感じられる。種類によるが花の季節もあるし,11月後半からはシベリアや日本からの渡り鳥がやってくる。そのことを知ったとき新鮮な驚きだった。

 

シンガポールの気候に関する詳しい情報,データは下記を参照。

 

www.weather.gov.sg

www.data.jma.go.jp

アオサギ Grey Heron

 

Ardea cinerea ペリカン目サギ科アオサギ

撮影地:Sungei Buloh Wetland Reserve

 

日本,ミャンマーベトナム,タイ,マレー半島スマトラ,ジャワ,ボルネオ,フィリピンに生息する湿地,干潟,マングローブ,沿岸部で一般的な鳥類。

Distributed throughout Japan, Myamnmer, Vietnam, Thailand, Malay Peninsular, Sumatora, Java, Bouneo and Philippines.

Found commonly in marshes, mangrpves, mudflats and coastal area.

 

Reference:National Parks Board; Flora & Fauna Web

 

チュウシャクシギ Whimbrel

Numenius phaeopus, チドリ目シギ科

撮影地:Sungei Buloh Wetland Reserve

 

中央および東部シベリアで繁殖し,冬には中国南部,東南アジア,オーストラリアに渡る。シンガポールでもとてもよく見られる渡り鳥の一種。

 

Whimbrel breeds in Central and East Siberia; winters in South China, Southeast Asia to Australia. Very common winter visitor and migrant bird in Singapore.

 

Reference: National Parks Board Flora & Fauna Web